保険証の住所変更をしていないとどうなる?使える?不利益や注意点を解説

    引越し後、健康保険証の住所変更をしていないままでも病院で使えるのか、不利益はないのか、不安になる人は多いです。

    私もよく聞かれます。「ノッチさん、引越ししたんですけど、保険証の住所そのままで病院行っちゃダメですかね?」とか「罰金とかあります?」って。気持ちはすごく分かります。引越しって本当にバタバタしますからね。

    結論から言うと、すぐに使えなくなるわけじゃないです。ただ、放置してると思わぬトラブルや手間が発生することがあって、そこが厄介なんですよね。

    このページでは、保険証の住所変更をしていない場合に起こりうること、実際の不利益、それから具体的な手続き方法まで、これまでの経験やアプリユーザーさんからの相談を踏まえて解説していきます。


    手続き先と注意点まとめ
    項目内容
    手続き名健康保険証の住所変更
    対象健康保険に加入しているすべての人
    手続き先加入している保険の窓口(会社・市区町村など)
    期限速やかに(明確な日数指定はないが、変更後は早めが原則)
    住所変更しないとどうなる保険証の住所が旧住所のままになる
    罰金・罰則原則なし(行政罰・刑事罰は基本的にない)
    実務上の不利益保険証が使えない/医療費を一時全額負担する可能性
    よくあるトラブル受診時に確認が入る/限度額認定が使えない
    車関連への影響直接影響はなし
    必要なもの数分〜数日(郵送・オンラインの場合あり)
    費用無料
    注意点転職・扶養変更・保険切替と混同しやすい
    今すぐ確認すべきこと今使っている保険証が「現住所」で発行されているか
    目次

    【重要】保険の種類で全く違う!住所変更していない場合の影響

    これ、めちゃくちゃ大事なポイントなんですが、保険の種類によって、住所変更していない保険証が使えるかどうかが全然違います

    ここを間違えると、病院で「保険使えません」って言われて、数万円の医療費を全額払うハメになることもあるんで、必ず確認してください。


    社会保険(会社員)の場合:基本的には使える

    会社員の方が加入している社会保険(協会けんぽ、健保組合など)の場合、保険証に記載されている住所が旧住所のままでも、保険証自体が有効であれば受診できるケースがほとんどです。

    実際、健康保険組合の公式サイトにも「医療機関の受診タイミングによっては旧住所が表示されますが、ご利用には影響ありませんのでそのままご受診ください」と書かれています。

    窓口で起こること

    「住所が違いますね」と指摘される
    受付で「あれ、こちらの住所、今お住まいの場所と違いますか?」って聞かれることがあります。別に怒られるわけじゃないんですけど、ちょっとドキッとしますよね。

    口頭で現住所を伝える必要がある
    問診票や受付カードに現住所を書くように言われます。これは普通にあることです。

    引越しからの期間が長いと注意される
    数ヶ月経ってると、「早めに住所変更してくださいねー」って、やんわり促されることが多いですね。

    後日連絡が来ることも

    受診した後で、保険者(協会けんぽとか健保組合)から確認の電話が来るケースもあります。「住所が変わってるみたいなんですけど、手続きはもうお済みですか?」みたいな感じで。

    これも別に怒られるわけじゃないんですが、やっぱりちょっと気まずいですよね。


    国民健康保険の場合:使えない!全額自己負担のリスク

    ここが本当に重要です。国民健康保険の場合、市区町村をまたぐ引越しをした場合、転入手続きをしない限り保険証は無効になります。

    つまり、旧住所のA市の国民健康保険証を持って、新住所のB市の病院に行っても、保険は適用されず、医療費が全額自己負担(10割負担)になります。

    なぜ使えないのか?

    国民健康保険は「市区町村単位」で加入する保険です。引越しで市区町村が変わると、

    1. 旧住所の市区町村の国民健康保険からは「脱退」
    2. 新住所の市区町村の国民健康保険に「新規加入」

    という手続きが必要になるんです。

    転入届を出しただけでは、新しい市区町村の国民健康保険には自動的に加入されません。別途、国民健康保険の加入手続きが必要です。

    実際に起こるトラブル

    以前、友達でこんなケースがありました。

    A市からB市に引越して、転入届は出したけど国民健康保険の加入手続きを忘れていた。で、1ヶ月後に風邪で病院に行ったら、「この保険証は使えません」と言われて、3万円近くを全額自己負担で払うことになった。

    後日、B市で国民健康保険の加入手続きをして、返還手続きもしたんですが、書類のやり取りが面倒で、実際にお金が戻ってくるまで2ヶ月くらいかかったそうです。

    たとえ保険料をちゃんと納めていたとしても、新居の自治体で加入手続きをしていなければ、医療機関の受診料は全額負担になります。 これ、本当に気をつけてください。

    同じ市区町村内の引越しは?

    同じ市内・区内での引越しなら、基本的には保険証は引き続き使えます。ただし、自治体によっては新しい記号番号の保険証を発行して旧証を回収するところもあるので、転居届と一緒に住所変更の手続きは必ず行ってください。


    保険証の住所変更してないと罰金はある?

    「罰金取られますか?」っていう質問、アプリでもめちゃくちゃ多いです。

    答えは、保険証の住所未変更だけで即罰金、ってケースはほぼないです

    健康保険法とか国民健康保険法では、住所変更の届出義務はあるんですけど、それ自体に直接的な罰則規定はないんですよ。

    ただし、ここで注意が必要なのが住民票の転入届です。こっちは住民基本台帳法で「正当な理由なく14日以内に届出をしなかった場合、5万円以下の過料(罰金に似たもの)」の対象になります。

    つまり、

    • 保険証の住所変更が遅れた → 罰則なし(ただし実務上の不利益あり)
    • 転入届(住民票)が14日過ぎた → 5万円以下の過料対象

    という違いがあるんです。

    だからって「保険証の手続きは罰金ないから放っておいていいや」って考えるのは危ないです。次で説明する実務上の不利益が結構あるんで。


    住所変更していないと起こる実務上の不利益

    罰金はなくても、放置してるとこういう面倒が起こります。アプリのユーザーさんから聞いた話も交えて説明しますね。

    ① 国民健康保険:医療費が全額自己負担になる

    さっきも説明しましたが、国民健康保険で市区町村をまたぐ引越しをした場合、転入手続きをしないと保険証が無効になります。これが一番深刻です。

    ② 重要な通知が届かない(特に納付書)

    保険者からの通知、例えば保険料の変更とか、健康診断の案内とか、保険証の更新や資格確認書の発行とかが、旧住所に送られちゃうことがあります。

    特に困るのが保険料の納付書が届かないケースです。

    国民健康保険の場合、住所変更してないと納付書が旧住所に送られて、手元に届きません。で、「払ってないじゃないか」ってことで、延滞金が発生することがあるんです。

    アプリのユーザーさんで、半年間納付書が届かなくて、気づいたときには延滞金が数万円になってた…なんてケースもありました。本人は「納付書来てないから払えなかった」って言うんですけど、役所的には「住所変更してないあなたの責任」ってことになっちゃうんですよね。

    転送届出してれば届くこともあるんですけど、保険関係の郵便物って「転送不要」で送られることが多くて、そうなると転送届を出していても新居に届かず、差出人に返還されちゃうんです。これ、意外と知らない人多いんですよね。

    ③ 不正利用を疑われる可能性

    住所が違うまま使い続けてると、場合によっては「この人、他人の保険証使ってるんじゃないの?」って疑われることがあります。

    特に顔写真がない保険証の場合、本人確認が厳しくなることも。先月、友達の引越し手伝ったときに聞いたんですけど(荷物運びは正直キツかった)、「免許証も一緒に見せてください」って言われた人がいたそうです。悪いことしてないのに、ちょっと嫌な気分になりますよね。

    ④ 医療費の精算が遅れる・返還が必要になる

    保険証の情報が古いままだと、保険者側で正確な処理ができなくて、医療費の精算が遅れたり、一時的に全額自己負担になるケースがあるんです。

    で、後日返還手続きが必要になると、これがまた面倒で。書類書いて、領収書のコピー取って、郵送して…ってやってると「あー、最初から住所変更しとけばよかった」ってなります。

    ⑤ 会社や学校から催促される

    会社員や学生の場合、総務とか人事、学校事務から「早く住所変更してくださーい」って連絡来ることがあります。

    向こうの業務にも支障が出るんで、放置してると何度も催促されて、だんだん気まずくなってきます(笑)。


    会社員・学生の場合の手続き方法

    保険証の種類によって、住所変更のやり方が全然違います。ここ、けっこう間違えやすいポイントなんで注意してください。

    会社員の場合(社会保険)

    社会保険に入ってる会社員の方は、会社経由で住所変更します。ここ大事です。

    手続きの流れ

    STEP
    総務部とか人事部に「引越しました」って報告
    STEP
    会社が保険者(協会けんぽとか健保組合)に届出してくれる
    STEP
    対応は保険者によって異なる(下記参照)

    2025年現在の対応について:

    2024年12月2日以降、従来の健康保険証の新規発行は終了しています。そのため

    • マイナ保険証をお持ちの方:特に新しい保険証は発行されません。マイナンバーカードの住所変更手続き(役所で転入届と同時にできます)を行えば、医療機関の読み取り機で最新情報が連携されます。
    • マイナ保険証をお持ちでない方:「資格確認書」という書類が保険者から発行されます。会社を通じて申請してください。
    • 既に従来の保険証をお持ちの方:経過措置として、当面は使えます。ただし、裏面に住所欄がある場合は、ご自身で訂正して使うことになります。

    自分で直接、協会けんぽとかに電話しても「会社を通してください」って言われちゃうんで、必ず会社経由でお願いします。

    学生の場合(扶養)

    親の扶養に入ってる学生さんは、親の保険者への連絡が必要です。

    手続きの流れ

    STEP
    まず親に「引越ししたよ」って報告(これ忘れがち)
    STEP
    親が勤務先の総務・人事に連絡
    STEP
    親の保険者が手続き進めてくれる

    自分だけじゃ完結しないんで、必ず親に連絡してくださいね。一人暮らし始めたばかりだと、こういう連絡忘れがちなんですよね。

    マイナ保険証を持っていない場合は、資格確認書を発行してもらう必要があるので、その点も親に伝えてください。

    国民健康保険の場合

    国民健康保険に入ってる方は、市区町村の役所で手続きします。これ、絶対に忘れないでください。

    手続きの流れ

    STEP
    旧住所の市区町村で転出届を出す(保険証を返す)
    STEP
    新住所の市区町村で転入届を出す
    STEP
    転入届と同時に国民健康保険の加入手続き(これ超重要)
    STEP
    マイナンバーカードの住所変更手続きも同時に行う
    STEP
    新しい保険証または資格確認書が後日発行される(自治体による)

    2025年現在の対応について:

    国民健康保険も、2024年12月以降は従来の保険証の新規発行が終了しています。

    • マイナ保険証をお持ちの方:転入届と同時に「国民健康保険の加入手続き(資格取得届)」を必ず提出してください。その後、マイナンバーカードの住所変更(券面とICチップの書き換え)を行えば、マイナ保険証として使えるようになります。※重要:マイナンバーカードの住所を変えるだけでは国保に加入されません。必ず窓口で「国保に入ります」と申請してください。
    • マイナ保険証をお持ちでない方:国民健康保険の加入手続き後、資格確認書が発行されます。

    期限は14日以内です。 転入届出すときに一緒に手続きできるんで、「あ、保険証も」って思い出せれば楽なんですけどね。


    保険証の住所変更の具体的な方法

    ここまでの内容をまとめると、こんな感じです。

    保険の種類手続き先期限必要なもの
    社会保険(会社員)勤務先の総務・人事できるだけ早く特になし(会社が用意)
    ※マイナ保険証の場合は役所でマイナンバーカードの住所変更も必要
    国民健康保険市区町村の役所14日以内①転入届
    国民健康保険の加入手続き(資格取得届)
    ③本人確認書類
    ④旧保険証(持っている場合)
    ⑤マイナンバーカード(お持ちの場合は住所変更も)
    ※マイナカードの住所変更だけでは国保未加入!必ず②の手続きを
    扶養(学生・配偶者)親または配偶者の勤務先できるだけ早く特になし(親・配偶者が手続き)
    ※マイナ保険証の場合は役所でマイナンバーカードの住所変更も必要

    手続きのタイミング

    社会保険の場合:できるだけ早く(明確な期限はないが、早いほうがいい)

    国民健康保険の場合引越し後14日以内が基本です。これを過ぎると、保険証が使えない期間が発生するリスクが高まります。

    特に国民健康保険の場合は、転入届と同時にできるんで、役所行ったついでに必ず一緒に済ませてください。「転入届出したから国保も自動的に入れた」と勘違いする人が多いんですが、別途申請が必要です。 これ本当に大事です。

    よくある質問

    住所変更してない保険証で病院行っちゃったんですけど、どうすればいい?

    社会保険の場合:窓口で正直に「引越ししたんですけど、まだ住所変更してなくて…」って伝えれば問題ないです。現住所を口頭で伝えれば、ほとんどの場合は普通に受診できます。ただ、帰ったら早めに会社に申請してくださいね。

    国民健康保険の場合:市区町村をまたぐ引越しなら、すぐに役所で転入届と国民健康保険の加入手続きをしてください。もし病院で全額負担になってしまった場合は、加入後に返還手続きができることがあります(自治体によります)。

    2024年12月で保険証が廃止されたって聞いたんですけど、どうすればいいですか?

    はい、2024年12月2日から従来の健康保険証の新規発行は終了しました。今後は以下のようになります。

    マイナ保険証(マイナンバーカード)をお持ちの方:

    • マイナンバーカードが保険証代わりになります
    • 引越ししたら、役所でマイナンバーカードの住所変更手続きをすればOK
    • ただし国民健康保険の場合は、別途「国保の加入手続き」が必要です(マイナカードの住所変更だけでは国保に加入されません)
    • 医療機関の読み取り機で最新情報が確認できます

    マイナ保険証をお持ちでない方:

    • 「資格確認書」という書類が発行されます
    • 会社員の方は勤務先に、国保の方は市区町村に申請してください

    既に従来の保険証をお持ちの方:

    • 経過措置として、有効期限内はそのまま使えます
    • ただし住所変更した場合は、裏面に自分で訂正して使うか、資格確認書を発行してもらってください
    引越し先が同じ市区町村内なんですけど、それでも手続き必要?

    必要です。同じ市内とか区内でも、住所が変わったら届出は必須です。役所で転居届(転入届とは別です)を出して、保険証の住所も変更してください。

    ただし、国民健康保険の場合、同じ市区町村内なら保険証は引き続き有効です。 転居届と一緒に住所変更だけすればOKです。自治体によっては新しい保険証(または資格確認書)を発行するところもあるので、窓口で確認してください。

    マイナンバーカードの住所変更って、どこでやるんですか?

    役所の窓口で転入届(または転居届)を出すときに、一緒に手続きできます。

    必要なもの
    • マイナンバーカード本体
    • 暗証番号(数字4桁のもの。場合によっては英数字6文字以上の署名用パスワードも必要)

    暗証番号を忘れた場合は、その場で再設定できることが多いですが、本人確認書類が追加で必要になることがあります。 事前に確認しておくとスムーズですよ。

    窓口の機械で手続きするので、5分くらいで終わります。これをやっておけば、マイナ保険証として病院で使えます。

    ただし繰り返しになりますが、国民健康保険の方は、マイナンバーカードの住所変更とは別に「国保の加入手続き」が必要です。 窓口で「国保にも入ります」とちゃんと伝えてくださいね。

    まとめ|保険証の住所変更は「後回しNG」

    保険証の住所変更、保険の種類によって影響が全然違います。

    会社員(社会保険)の場合
    • 旧住所のままでも使えることが多い
    • ただし早めに会社に申請するのがベター
    • マイナ保険証の場合は、役所でマイナンバーカードの住所変更も忘れずに

    国民健康保険の場合

    • 市区町村をまたぐ引越しでは保険証が無効になる
    • 医療費が全額自己負担になるリスクあり
    • 転入届と同時に必ず「国保の加入手続き」を(14日以内)
    • マイナンバーカードの住所変更だけでは国保に加入されません!

    放置してると:

    • (国保の場合)病院で保険が使えず全額負担
    • 納付書が届かず延滞金が発生(転送不要郵便のため)
    • 保険者から確認の連絡が来る
    • 資格確認書など重要な書類が届かない

    みたいな実務上の不利益が出てきます。

    保険証の住所変更自体に罰則はないですが、転入届(住民票)を正当な理由なく14日以内に出さないと、5万円以下の過料(罰金)の対象になるので、そっちも気をつけてください。

    「罰金ないから大丈夫でしょ」って思って先延ばしにしてると、結局あとで余計な手間がかかるんですよね。アプリ開発してから5回引越ししてきましたけど、手続きは早めに済ませるのが一番楽だって実感してます。

    特に国民健康保険の方は、引越したらすぐに役所で手続きしてください。転入届を出すだけじゃダメで、「国民健康保険に入ります」っていう申請を別途する必要があるんで、これだけは絶対忘れないでください。

    2025年現在、健康保険証は廃止されてマイナ保険証または資格確認書に切り替わっています。 マイナンバーカードをお持ちの方は、役所で住所変更すれば医療機関で使えますが、国保の方は加入手続きも忘れずに。お持ちでない方は資格確認書を発行してもらってください。

    ちなみに、他にも運転免許証とかマイナンバーカード(これは必須)とか、住所変更が必要な手続きがいろいろあります。 詳しくは引越し手続き一覧ページ見てみてください。まとめて確認できるようにしてあります。

    目次